(神楽→銀時→新八)


こんなに笑うのがつらくなるなんて生まれて初めてだとおもった。

「かぁぐら」
「なぁに」

銀ちゃんの声を聞けただけで、銀ちゃんが私の名前を呼んだだけで口元が緩む。なのに。

「今日新八来るって言ってた?」

胸の奥がちくりと痛んだ。どうしてだろう。すごく苦しくなった。

「…言ってた、よ」

そう言うと今度は銀ちゃんが笑った。

「そっか」

楽しそうに。
こっちは、何故だかわからない痛みでいっぱいだというのに。
笑うのが、つらい。

つらいなんて、思われたくない。
だって、銀ちゃんがだいすきだから。
銀ちゃんがわたしと話してる。それだけで幸せなんだから。

つらいなんて、思われたくない。
どうしてかもわからないんだから。
もっともっと、笑いたいんだから。


笑うのが、つらい。